街 二度と作られないジグソーパズル

自分の行動が他人になにをおよぼすのか。

映画バタフライエフェクトは多くの映画ファンから支持を集めているが、ゲーム版バタフライエフェクトともいうべき街は高い評価はされているものの、セールス的には大きなものではなかった。

多くの俳優を用いて完全実写で構成し、大量のテキストボリューム。

正式な費用はあきらかではないが、かまいたちの夜、風来のシレンなどの売上を投入しきっており、各媒体での中村光一氏発言では大赤字であったと云われている。

おそろしいのは5日間における渋谷での生活の関わり合い、絡み合いで数十人分のフローが出来上がっているであろう作りこみで、続編の話は当初から聞かれており、すぐに続編は製作可能なシナリオプロットは完成していたと思われる。

問題は費用面がクリアできなかったこと。

近いシチュエーション、ゲームシステムで428という渋谷を舞台にしたゲームが近年発売されており、自分が遊んだ限り428は街のボリュームの35%程度の規模感になってしまっている。

あの街という、モンスタークラスの恐ろしく費用のかかったジグソーパズルの続編を、棺桶に足をつっこむ前に見たいのは多くのヘビーゲーマーの望みなのだ。

街 〜運命の交差点〜


セガサターン版1998年1月22日発売
チュンソフト

街~運命の交差点~
プレイステーション版
サウンドノベルエボリューションの第三弾として1999年1月28日発売
録画はプレイステーション版
PSPなどで移植されダウンロード版の購入も現在では可能

プレイステーション版は過激な表現が減少しているが、遊びやすくなっている。

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