DT Lords of Genomes 研ぎ澄まされた先に、異端

発売されないんじゃないか。と言われ続けひっそりとリリース。子供は買うな、このゲームは暴力シーンや過激な表現。そんなキーワードを携えた作品は、ゲームボーイ作品。

開発はドルアーガ、ゼビウスなどの遠藤雅伸氏のゲームスタジオ。当時、ゲームをファウンディング化して、資金を集めて、売り上げを分配する試みでマリーガルという枠組が存在していた際に、その周辺で走った開発ラインだったんじゃないかと記憶。

とにかく過激な描写が多く、任天堂チェック通らないでしょと噂され続け、ゲームボーイアドバンスの発売後の時期で、もはや注目されない中でのゲームボーイ作品のリリース。

おそらく話が出てきてから数年がかりで発売にこぎつけた感じで店頭はもうゲームボーイの専用スペースもないぐらいの時期、発売は遅く中身はすべてが早すぎて、見向きもされない大傑作の不運児。

ハイパーテキスト型ショートノベルとマジックザギャザリングを足して、近代的に味付けた作品。

自分は今までで遊んだゲームでナンバー1を決めるなら、これになる。

DT Lords of Genomes

2001年5月25日発売。
メディアファクトリー。
遠藤雅伸氏のゲームスタジオ開発。
マジックザギャザリングのようなルールに速度の概念を追加し、
大量のハイパーテキスト式フレーバーテキストで世界を楽しめる作品。
64DDでは続編が完成していたが発売は見送られてしまった。

一部カードはゲームで入手出来ず、開発の人たち (遠藤氏) から通信ケーブルで貰わないと出現しない仕様になっている。ある意味ポケモン方式。

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